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2025.11.15

土地を相続したら、まず登記を!売却までの手続き

親族が亡くなり土地を相続した際、多くの方が「この土地はどうしたらよいのか」と困惑されます。2024年4月からは相続登記が義務化され、適切な対応がより重要となりました。仮に手放す(売却する)場合でも、まずは登記が必要。段階を追って、必要な手続きを確認していきましょう。

相続登記の義務化について

2024年4月から施行された法改正により、相続登記は義務となりました。

≪法改正の要点≫
・相続を知った日から3年以内の登記申請義務
・違反時は10万円以下の過料
・2024年4月以前の相続も対象

この法改正により「そのうち手続きすれば」という考えは通用しなくなりました。過去の相続についても遡って適用されるため、放置していた相続登記がある場合は早急な対応が必要です。

「期限に間に合うか心配」という方は、早めの行動が肝心。相続開始を知った日から3年という期限は、思いのほか早く過ぎてしまうもの。必要書類の収集や遺産分割協議には時間がかかるため、後回しにせず余裕を持った計画で進めていきましょう。

相続登記の手続き

不動産の登記情報

複雑な相続登記も、適切な準備により確実に進められます。手続きの詳細と必要費用を把握し、計画的な進行を。

自分で手続きするメリット:

・登録免許税のみの負担
・知識と経験が身につく

自分で手続きを行えば、司法書士報酬は不要。ただし、書類の収集や申請書の作成には相応の労力がかかるため、時間的なコストも含めて検討しましょう。

専門家に依頼するメリット:

・確実で迅速な手続き
・ミスのリスク回避
・”安心感と時間節約”のメリット

司法書士に依頼すれば、書類の不備や申請ミスのリスクを回避できます。忙しい方や初めての相続で不安な方には、専門家への依頼が安心でしょう。ただし、司法書士報酬が必要となります。

相続に伴う土地売却のメリットと注意点

空地に売地の看板

土地の維持管理負担や相続人間の公平性を考慮すると、”売却が最も合理的な選択”となるケースは意外と多いものです。具体的には、遺産分割協議で売却方針を決定し、代表者名義で相続登記を行った後、売却手続きを進め、代金分配により相続を完了させるという流れになります。

“土地売却”を選ぶべき3つの理由

土地を売却することには、多くのメリットがあります。

1.経済的メリット:

・固定資産税等維持費の削減
管理の手間解消
・現金化による資産の流動性向上

土地を持ち続けるのが負担」と感じる方が増えています。固定資産税や都市計画税は毎年発生し、遠方の土地であれば管理の手間も。使う予定のない土地は、維持するだけで費用がかかる”負の資産”となりかねません。
売却により現金化すれば、固定資産税の負担から解放されるだけでなく、自由に使える資産となります。

2.相続面のメリット:

・相続人間の公平な分割実現
将来の相続時の複雑化回避
・明確な財産価値の確定

「兄弟で公平に分けたい」という希望にも、売却なら確実に応えられます。現金であれば1円単位で分割できるため、不公平感が生じにくいです。また、今回売却しておけば、将来自分の相続が発生した際にも相続人が困ることはありません。
土地という分けにくい財産を現金化しておくことは、次世代への配慮にもなります。

3.活用面のメリット:

・現金での柔軟な資産運用
・教育資金や老後資金への充当
・他の不動産投資への転換

売却代金は、教育資金や老後資金、住宅購入の頭金など、必要な用途に活用できます。あるいは、より収益性の高い不動産への投資という選択肢も。使わない土地を保有し続けるより、資産を有効活用できるでしょう。

売却時の注意点

土地を売却すると、譲渡所得税が課税される場合があります。売却価格から取得費や譲渡費用を差し引いた譲渡所得に対して課税される仕組み。
「税金がたくさんかかりそうで心配」な場合は、事前に税理士に相談することをおすすめします。相続した土地の売却には、相続税の取得費加算特例や各種特別控除など税務上の優遇措置がありますから、適切に活用すれば税負担を抑えられます。

【早期解決】相続した土地の売却は「仲介」より「買取」が有利な理由

適切な不動産業者の選定

「どの程度の価格で売れるか分からない」という不安も、適切な業者選びにより解消できます。複数の不動産会社に査定を依頼し、価格を比較してみてもよいでしょう。
ただし、単純に高い査定額を提示した会社が良いとは限りません。査定の根拠や売却戦略、実績なども含めて総合的に判断し、信頼できる不動産会社を見つけてください。

相続の場合は早期に売却する必要があるため、仲介ではなく買取が提案できる業者選びがおすすめです。エーシンでは自社での買い取りが可能なため、すぐに土地を売却したい場合はぜひご相談ください。

土地の相続と売却には専門家との連携が大事

営業マンの話を聞く中年夫婦

土地相続と売却を成功させるには、各段階で”適切な専門家”を選択することが重要です。
相続手続きには司法書士や税理士、相続に際し紛争が起きた場合は弁護士、土地を売却するなら不動産会社と連携。それぞれの専門分野を活かすことで、スムーズな相続が実現します。
土地は売ろうと思って、すぐに売れるものではありません。しかし、相続財産の分割や相続税の支払いを目的とした売却であれば、一刻も早く売却したいはず。
エーシンなら自社での買い取りが可能。スピード感を持って売却できます。

» すぐに売りたい!そんなときもエーシンにご連絡を

相続登記が完了していない段階でも、売却に向けた相談は可能です。登記と並行して売却活動を進めることで、時間のロスを最小限に抑えられます。

まとめ

土地相続は複雑な手続きを伴いますが、段階に応じた適切な対応により確実に解決できます。
2024年4月からの相続登記義務化により、3年以内の登記申請が必須に。放置すれば過料が科される可能性もあるため、早めの行動が肝心です。
基本的な流れを押さえたうえで、専門家のサポートを受けながら速やかに手続きを。その際、土地売却の必要が生じたらエーシンに相談いただければ、遺産分割もスムーズに進みます。
まずは査定から。適正な価格を知ることが、納得できる相続への第一歩となるはずです。